2匹の本当に面白いバセットハウンドが私の一日を素晴らしいものにしてくれました 😂
ある朝、空はどんよりとしていて、心も少しだけ重たかった。何か特別な理由があったわけではなく、ただなんとなく気分が沈んでいたのです。コーヒーの香りも、窓の外に揺れる木々の葉音も、今日はちょっぴり遠く感じられました。そんなとき、私の一日をまるごと変えてしまう、思いがけない出来事が起こったのです。
その主役は——2匹のバセットハウンド。名前は「ルー」と「ポポ」。長い耳、たれた目、そして重そうに揺れるお腹。もうその見た目からして、存在自体が“癒し”のかたまり。でも彼らの魅力は、見た目だけではありません。彼らの“天然”で“のんびり屋”で、そしてちょっとだけおバカな性格が、私の憂鬱を丸ごと吹き飛ばしてくれたのです。
その日、近所の公園を何気なく歩いていると、遠くから「ずるっ、ずるっ」と何かが引きずられるような音が聞こえてきました。振り返ってみると、そこにはお互いのリードを絡ませて、まるで三つ編みのようになった状態で進んでくる2匹のバセットハウンド。歩くというより、地面を這っているような姿に、思わず笑ってしまいました。
それでも本人たちはいたって真剣。ルーはポポの後を必死で追いかけ、ポポはルーの耳を踏みながら自由気ままにあちこちへ。まるで漫才コンビのような掛け合いで、見ているだけで自然と笑顔がこぼれました。彼らの飼い主さんが「いつもこうなんです」と苦笑いするその横で、私は心の中で「いつも見たいです」とつぶやいていました。
ルーとポポの面白さは、その“ズレたタイミング”にも表れます。たとえば、ポポが突然立ち止まって草をクンクンし始めたと思えば、ルーはお構いなしに突進。結果、2匹はお互いのリードで引っ張り合って、見事に転倒。けれどそれすら、どこかのんびりしていて、こちらが笑っている間に2匹はもう草の中で再びクンクンタイムに突入。まるで失敗すら芸の一部かのように振る舞うその姿に、私は完全に心を奪われてしまいました。
彼らと過ごしたのは、ほんの30分ほどの時間。でも、その短い間に、私は久しぶりに“お腹をかかえて笑う”ということを思い出しました。無邪気で、計算のない、ただ楽しいだけの時間。その純粋さが、どれだけ人の心を癒すのかを、ルーとポポは教えてくれました。
家に帰るころには、空の雲も少し薄くなって、心もぐっと軽くなっていました。ルーとポポは、ただそこにいて、自分たちらしく歩いていただけ。それなのに、その存在が、私の一日を素晴らしいものにしてくれたのです。
私たちは日々、たくさんのことを考え、たくさんのことに追われています。でも、たまには立ち止まって、ルーやポポのように、のんびり歩いてみてもいいのかもしれません。失敗しても、つまずいても、それすらも誰かの笑顔につながるかもしれないから。
「本当に面白いバセットハウンド」なんて言葉では足りない。彼らは、今日を特別な日に変えてくれる、最高の小さな魔法使いたちでした。
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